京都市在住の文筆家、芹澤真央と申します。元々は美術館の学芸員として勤務しておりましたが、現在は自宅で文章を綴る仕事と、細やかながらメールオペレーター業務の管理を兼務しております。このような働き方をする中で、副業やフリーランスという選択肢について深く考える機会が多くございました。本日は、わたしの経験も交えながら、この二つの働き方を巡る所感をお話しできればと思います。
近年、多様な働き方が注目される中で、副業とフリーランスという言葉を耳にしない日はないかもしれませんね。どちらも会社に縛られない自由なイメージが先行しがちですが、その実態はかなり異なります。簡単に申し上げますと、副業とは、本業の傍らで別の収入源を持つこと。例えば、会社勤めの方が就業後にカフェでアルバイトをしたり、週末にオンラインでデータ入力の仕事を請け負ったりするようなケースがこれにあたります。対してフリーランスは、特定の企業に所属せず、自身のスキルや専門知識を活かして独立し、複数のクライアントと契約を結んで仕事をする働き方です。わたしも文筆業においては、まさにフリーランスとして活動しております。
この二つの働き方を比較する際、どうしても気になるのが収入の話ではないでしょうか。副業の場合、本業で得られる収入を補完する形が一般的ですので、安定性という点では魅力的でしょう。例えば、わたしの知人が、本業の事務職の傍らで、ウェブサイトの更新作業を月に数件請け負っています。彼女の場合、月に5万円から8万円程度の副収入があり、本業の給与と合わせれば、かなり家計の助けになっているようです。安定した収入源がもう一つあるというのは、精神的な安心感にも繋がるものです。ただ、副業ゆえに時間的な制約も多く、収入の天井は比較的に低い傾向にあると言えるかもしれません。
一方、フリーランスは、良くも悪くも収入の上限がありません。自分の実力次第で青天井に稼ぐことが可能ではありますが、その裏返しとして、常に仕事を得るための努力と、不安定さを受け入れる覚悟が必要となります。もし契約が途切れてしまえば、途端に収入が途絶えるリスクも抱えているわけですから。わたしがフリーランスとして文筆業を始めた当初は、まさにその不安定さに悩まされました。2年前の春、学芸員を辞めてすぐの頃は、定期的な執筆依頼がなく、正直、来月の家賃が払えるのだろうかと不安に苛まれたものです。
そんな折、出会ったのが、在宅でできるメールオペレーターの仕事でした。当初は副業というより、フリーランス活動の合間の生活の足しになれば、という心持ちで応募したのです。幸い、長年培った文章力が活かせる場面も多く、また美術館勤務時代に慣れ親しんだ正確な情報処理能力も役立ちました。去年の夏頃からは、業務を単にこなすだけでなく、その管理まで任せていただくようになり、今ではわたしにとって大切な収入の柱の一つとなっています。
具体的な数字を申し上げますと、わたしは月に平均で100時間ほど、このメールオペレーター関連の業務に時間を費やしています。時給換算で1,400円から1,600円程度を頂戴しており、これにより安定した収入が得られています。正直なところ、フリーランスの文筆業だけでは、収入に波があり、毎月の生活設計が難しい時期が続いたでしょう。この副業的な収入源が、わたしを支えてくれたのは言うまでもありません。おかげで、心にゆとりを持って芸術活動に時間を使うこともできています。京の街を散策し、ふと美しい庭園を眺める時間も、このゆとりがあってこそ得られる贅沢です。🕊️
しかし、フリーランスとして活動する上で、収入面以外にも考慮すべきことは多々ございます。例えば、経費の管理や確定申告といった、これまで会社が代行してくれていた事務作業は全て自己責任です。わたしも最初の確定申告では、何から手をつけて良いのか分からず、正直かなり戸惑いましたね。税務署の方に何度も足を運び、ようやく慣れたものです。また、社会保険や年金なども、全て自分で手続きをし、費用を負担しなければなりません。安定した組織の恩恵を受けられない分、自分自身の責任で生活基盤を築いていく必要があるのです。これは、会社勤めの感覚ではなかなか想像しづらい、大きな変化ではないでしょうか。
また、フリーランスの場合、仕事の獲得から交渉、そして実行に至るまで、全てを一人でこなすことになります。これは自分のペースで仕事ができるというメリットがある一方で、精神的なプレッシャーにもなり得ます。特に、わたしのように自宅で文筆業をしていると、締め切り前の数日間は、本当に外界から隔絶されたような状態になることもあります。気分転換に美術館へ足を運ぶことさえ、ままならない時もありますね。🖼️
では、どちらの働き方が「正しい」のでしょうか。それは、個人の価値観や状況によって千差万別で、一概にどちらが良いとは断言できません。大切なのは、ご自身のキャリアビジョンやライフスタイル、そしてリスク許容度を深く見つめ直すことだと思います。
もしあなたが、会社勤めを続けながらも、収入を増やしたい、あるいは新しいスキルを身につけたいとお考えでしたら、副業は非常に有効な選択肢です。わたしのように在宅でできるメールオペレーターやデータ入力の仕事は、pcwork.jpでも多く募集されていますので、気軽に始めやすいかもしれません。本業があるという安心感を持ちながら、着実に経験を積んでいけるのは大きな利点でしょう。
一方で、もしあなたが、特定の分野で独立し、自分の能力を最大限に試したい、あるいは時間や場所に縛られない自由な働き方を強く望むのであれば、フリーランスという道が視野に入ってくるでしょう。ただし、それは高い自由と引き換えに、大きな責任と、時に不安定な収入を受け入れる覚悟が必要だということを忘れてはなりません。
わたしが元学芸員という安定した職を辞し、文筆業というフリーランスの道を選んだのは、表現することへの強い欲求があったからです。そして、その道を歩む上で、メールオペレーターの仕事が心強い支えとなってくれています。どちらの働き方を選ばれるにしても、ご自身の納得のいくキャリアを築かれますよう、心より願っております。🕊️


